アプリ画面 · アプリUI

1画面を大きく見せる資産管理アプリの紹介

プレビュー

vibe.itlibra.com/preview/fintech-app-showcase/

概要

スマートフォンのアプリを Web で紹介するとき、端末の写真を何台並べるかは古くからの論点です。2007年に iPhone が登場して以来、アプリのプロダクトサイトは「端末のフレームの中に画面を見せる」形式へ急速に収束しました。そこから分かれた二つの型が、複数画面を扇状に広げるコラージュ型と、1台だけを大きく据える単画面ヒーロー型です。金融や計測を扱うアプリが後者を選ぶのには、はっきりした理由があります。

数字は、大きくないと数字にならない

家計簿や投資のアプリを検討している人が最初に知りたいのは、機能の一覧ではありません。「自分のお金がどう見えるのか」です。ところが端末を3台並べると、1台あたりの幅は3分の1になり、金額の桁が潰れて読めなくなります。並べた瞬間に、いちばん見せたかったものが見えなくなるわけです。1台を大きく置き、周囲に数値の断片だけを浮かせる構図は、主題と補足を視線の順序で分けるための配置です。浮かせるカードに文章を入れないのも同じ理由で、あれは読ませるためではなく、画面の外にも情報があると示すための記号です。

崩れる形端末を3台並べる

1台あたりの幅が3分の1になり、金額の桁が潰れて読めなくなります。機能の多さは伝わっても、検討中の人がいちばん知りたい数字が消えます。

効く形1台を大きく据える

中心の数値が原寸で読めます。周囲に浮かせるカードは読ませるためではなく、画面の外にも情報があると示すための記号として置きます。

向く題材と、向かない題材

この型が効くのは、1画面で価値を語り切れるプロダクトに限られます。資産の合計、睡眠時間、走行距離のように、中心に据えるべき数値が一つに定まる場合です。逆に、機能が多岐にわたって画面ごとに役割が違うアプリ——交流サービスや総合的な買い物アプリ——では、1画面を大きく見せても製品の全体像が伝わりません。そういう題材には、素直にコラージュ型かタブ切替型を使うべきです。

仕上げで効いてくるところ

数値は等幅で組んでください。桁が揃うだけで、集計された値だという印象が生まれます。

増減には符号と色を必ず両方付けてください。色だけに頼ると、色覚特性によっては増減が反転して伝わります。

そして暗い配色では、最も薄い補助文字が背景に沈みやすい。装飾を詰める前に、いちばん読みにくい一行のコントラストを先に確かめておくと、後から全体を作り直さずに済みます。

アプリ画面の構成要素

アプリ画面の構成要素 画面の役割を1つに絞る 1画面1目的。迷ったら分ける 親指の届く範囲 主要な操作は下側に置く タップ領域は 44px 以上 端末の枠を描くだけで 「アプリの画面」だと伝わる 紹介ページでは、実物の画面より「何ができるか」が先に伝わる構図を選ぶ
アプリ画面の紹介は機能の網羅ではなく、1画面ぶんの体験を見せるほうが伝わります。枠の中に入れる情報を絞ってください。

使いどころ

  • 家計簿・投資・ヘルスケアなど「自分の数値」を見せるアプリの紹介
  • 画面1枚でプロダクトの価値が伝わるアプリのランディングページ
  • 数値の信頼性そのものが訴求点になる金融・計測系サービス
  • App Store・Google Play への導線を1画面に集約したいとき

このデザインの分類

カテゴリ
アプリ画面
スタイル
ダーク / クール / ミニマル / SaaS

背景と狙いどころ

AIへの指示文

資産管理アプリのランディングページのヒーローセクションを作ってください。

要件:
- 配色: 背景 #0a0d14 の暗色、文字 #e8ecf4、補助文字 #99a3b8。
  アクセントは藍 #6366f1 と水色 #22d3ee の2色だけに絞る。
  増加は緑 #34d399、減少は赤 #f87171 で、金額の符号と必ず連動させる。
- 構成: 左に文章、右にスマートフォンを1台。940px 未満では縦積み。
- 端末は9:19の縦長で角丸44px、上部にノッチ。3度ほど傾けて置く。
  影は下方向に長く落とし、端末が浮いて見えるようにする。
- 端末の中身は「資産の合計」を最上部に大きく置き、その下に前月比、
  折れ線グラフ、期間の切替、直近3件の入出金、最下部にタブバー。
- 端末の外側に、UIの一部を抜き出した小さなカードを3枚だけ浮かせる。
  各カードは「見出し1行 + 数値1行」に留め、文章は入れない。
- 数値は等幅フォントで組み、3桁区切りと通貨記号を必ず付ける。
- 見出しは2行で収まる長さにする。日本語の letter-spacing は 0、
  line-height は見出し1.4・本文1.85。
- 背景に88px間隔の細いグリッドを敷き、中央から外側へ向けて薄く消す。
- 実績値は3つだけ(連携口座数・評価・利用料)を下部に横並びで置く。
- HTML + CSS のみ。画像は使わず、グラフはインラインSVGで描く。

バリエーション

明るい配色に変える

同じ構成のまま、背景を #f7f8fa の明色に置き換えてください。
端末のフレームだけは暗色のまま残し、画面内は白背景にします。
グロー表現は使わず、影の距離を短くして紙のような質感にしてください。
アクセントは藍1色に減らし、水色は使いません。

端末を2台にする

端末を2台にし、手前に1台・奥に1台を重ねて配置してください。
手前は「資産の合計」画面、奥は「予算」画面にします。
奥の端末は少しだけ小さく、彩度と明度を落として後退させます。
浮かせるカードは3枚から2枚に減らし、情報量の増加を相殺してください。

健康アプリに置き換える

題材を資産管理から睡眠記録に変えてください。
合計金額の位置には「平均睡眠時間 7時間12分」を置き、
折れ線は1週間の推移、入出金の一覧は就寝・起床の記録に読み替えます。
増減の色は緑と赤ではなく、藍と橙にして良し悪しの断定を避けてください。

よくある質問

端末を1台だけにするのは寂しく見えませんか。
台数ではなく、画面内の情報密度で持たせます。合計・推移・明細の3層を1画面に収めると、端末1台でも見るものは十分にあります。逆に3台並べると1台あたりの幅が3分の1になり、このデザインの主役である数字が読めなくなります。
ダミーの数値はどう決めればいいですか。
実在しそうな桁と端数にしてください。¥4,182,600 のように半端な数にすると本物らしく見えますが、¥5,000,000 のような切りのいい数はサンプルだと一目で分かります。増減の符号と色も必ず一致させてください。
暗い配色だと読みにくくなりませんか。
本文の色を
グラフは画像で用意してもいいですか。
インラインSVGを勧めます。数十行で書けるうえ、配色を変えるときにCSS変数だけで追随できます。画像にすると配色変更のたびに書き出し直しになり、ダークとライトの両対応も面倒になります。

この画面を実装する

動くサンプルとコピペできるコードを、技術別にまとめています。